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大人の矯正歯科治療って・・・
大人の矯正歯科について「費用はどれくらいなんだろう?」「どのような治療が必要なんだろう?」 「治療に要する期間は?」「会社に通勤しながら通えるのか?」などなど、 私自身が30歳を過ぎてから矯正歯科治療をしようと決意してから 調べたことや、気になったことを体験談と情報提供というかたちでまとめてみました。
実際に、矯正歯科治療に通ってみて始めてわかることや、 治療器具を付けた時の心理的な悩みや、食べ物や歯磨きなどの実質的な悩みは 矯正歯科や審美歯科医院のパンフレットにはもちろん、 最初のカウンセリングの段階でも不明瞭でしたし、 実際とは異なる点も多々ありました。
矯正歯科治療は、その人の歯の状態によって治療に使う器具の取り付け方や 治療期間、そしてもちろん治療費が変わってきますから私の体験談と必ずしも一致しない部分も あるかと思いますが、様々な角度からの情報を収集してみることによって より満足のいく治療を受けられると思います。
矯正歯科治療は、費用も高額ですし、治療期間も長期に渡りますので 満足のいく治療を受けて、健康でスマイルに自信を持てる人が少しでも多く増えて頂ければ望外の喜びです。
どうして30歳過ぎてから矯正歯科治療をしようと思ったのか?というと 一番の理由はコンプレックスです。
私の前歯はスキマだらけで、歯を見せて笑うことに非常に抵抗がありました。
特に生活上で不便はありませんでしたが、 人前で笑う度に、鈍い痛みのような負い目を感じながら生きてました。 他人からすれば、多分私のことなんてそんなに注意深く見ているはずなんて無いのは 頭ではわかっているつもりでしたが、それでもやっぱり自分で強い引け目を感じてしまうと 心から納得出来なくなってしまうんでしょうね。
「やっぱり思い切り歯をむき出して笑ってみたいっ!」という希望を強く持ちながら 「でもお金もかかるしなぁ・・・」と思っていました。
もう一つの理由は健康上の理由です。
20歳を過ぎてからだと記憶していますが、常に右肩だけ肩こりがひどく、 頭痛などが次第に激しくなってきたからです。当初は漠然と「なんかしんどいなぁ〜」なんて思っていましたが いろいろと調べていくうちに顎の噛み合わせが肩こりや頭痛に影響を及ぼすということを知り 「ひょっとしたら自分は顎関節症が肩こりに影響しているんじゃないか?」と思ったからです。
最後の理由としては、自分でそれなりのお金を稼げるようになったからです。
矯正歯科治療にはそれなりの費用がかかるということはかなり前から知っていました。 子供の頃に両親に歯並びについて悩みを相談して、治療をしてもらおうと病院まで行きましたが あまりの高額の治療費に「我慢しときっ」ってことで、治療を受けさせてもらえませんでしたから。
矯正歯科治療の治療費の具体的な金額は知らなかったものの、 多額の費用がかかることは理解していましたが、それなりに自分で歯科矯正治療の 費用を払っていける自信が出てきたのも30歳を過ぎてから 矯正歯科治療を受けようと思った理由の一つです。
矯正歯科で歯列矯正の治療を受けようと決めてから、自分でいろいろと情報を集めてみましたが、 サラリーマンをしている私としては、診療時間が長く、遅くまで開いている矯正歯科医院や 土曜日や日曜日にも営業している矯正歯科医院を中心に探しました。
特に私が勤めている会社は皆勤手当てというものがあり、 1日休むだけでも3万円以上月額報酬が変わってしまうので 時間については絶対に外せないポイントでした。
次に気になったポイントは、どうやら矯正歯科とは、歯科医師免許を取った医師ならば 誰でも「矯正歯科医」と名乗ってしまうことが出来るらしく、 能力にもかなりばらつきがあるような印象を受けていたので、 日本矯正歯科学会が認定している「認定医」や「専門医」といった 一定の知識や条件をクリアした矯正歯科医師に診てもらおうということです。 またさらに、直接「認定医」や「専門医」の先生に診てもらえるような病院を探しました。
実際の病院探しはインターネットの検索サイトで、条件検索出来るサイトがあったので 上記の条件を指定して、大体10箇所くらいの矯正歯科医院をざっくりと選び、 細かい条件や掲示板などの評判を参考にして半分くらいまで絞り込みました。
カウンセリングを受ける為に複数の矯正歯科医院に伺いました。
複数の矯正歯科医院にカウンセリングに行った理由は、インターネットの口コミ情報や矯正歯科治療の掲示板などで 「複数の矯正歯科で診てもらった方が良い」という情報を知っていたからです。
最近の矯正歯科医院の多くでは無料で検査を兼ねたカウンセリングを実施しているので、 費用面での心配もあまり持たずにカウンセリングに行くことが出来ました。
私は全部で4箇所の矯正歯科にカウンセリングに行きましたが、 カウンセリングの内容も話をしながら実際に歯の中を診てもらい「大体こんな感じだから・・・」みたいな医院もあれば レントゲン写真を複数枚撮ってもらい、専用のカウンセリングルームで写真を見ながら 30分程度じっくりと疑問や費用面などの質問に答えてくれる所などもあり内容は様々でした。
肝心の私の歯並びについての話は、それぞれの医院で多少異なっていましたが、 大まかには下アゴが上アゴよりも前に出ていて、なおかつ左側の歯並び全体が内側へと倒れこんでいるというような内容でした。
自分自身では、顔の見た目上、下アゴが上アゴよりも前に出ているなんてちっとも気付いていなかったので 非常にびっくりしました。
結局、料金は大体どこも変わりはなかったのですが、やはりレントゲン写真を撮ってくれたり、 カウンセリングにじっくり時間をかけてくれた医院で治療することにしました。
矯正歯科に通院を開始しましたが、当初は通院してすぐに歯列矯正の器具が装着されると思っていたのですが まずは改めて歯の状況をしっかりと検査するところから始まりました。
最初の1回目は、歯の型を取ったり、治療に使う器具の種類や料金の説明などで終わってしまい、 次の2回目の診療では、契約にあたっての詳しい治療法や料金の内訳などの説明をみっちり伺い契約。 そして通院3回目にやっと器具を装着するための下準備として、奥歯にゴムのリングの取り付けという感じでした。
奥歯に取り付けたゴムリングは、下アゴの右と左奥にそれぞれ1つずつ、次に上アゴの右と左に1つずつに それぞれ器具を取付けるための奥歯用の金具を取り付けるための隙間を作るための目的とのことでした。
正直、初日はゴムとはいえ奥歯に無理やり隙間を作っている状況だったので歯でかみ締めることがしんどくて 少々キツかったのですが、2日、3日と過ぎていくうちに少しずつ痛みが和らいで来てなんともなくなりました。
そして、通院から3回目にしてようやく奥歯に矯正器具を取り付けるための金具が取り付けられ 実際に歯の表面に矯正器具が取り付けられたのですが、この頃には年末のカウンセリングの時から数えて 3ヶ月程度の時間が過ぎていました。
私が感じたことは、カウンセリングはどこも比較的に早めに受け付けてくれるが、 その後の治療は、予約がなかなか取れなくて治療期間が思いのほか時間がかかっているということでした。
私が選んだ矯正歯科は、営業時間が20時と遅く、なおかつ土曜日も営業しているということで 社会人の患者が非常に多く、時間帯がみな重なってしまうためになかなか予約が取れないとのことでした。、 またさらに、土曜日診療は基本的に2月に1回しか受け付けてもらえないなどのルールがあったので非常に「やられたっ!」という印象を受けました。
矯正器具が付いたのは治療を決意して、カウンセリングやら検査やら、奥歯の幅を広げる為のゴムリング取付けなどで 3ヶ月程度が過ぎた頃でした。
他の矯正歯科治療をしたことがある人たちの話を聞いてみると、そんなに長くかかっている人もあまり居なくて やはり私が選んだ病院の予約が全然取れない状況だったことが影響しているようでした。
矯正歯科治療に関するHPや書籍などで情報を集めてみると、歯に矯正器具を取り付けてワイヤーで少しずつ調整を行っていく際に 大体1回の治療で動かすワイヤーの効果は2週間〜3週間もあれば無くなってしまう(動き切ってしまうという意味)とのことなので、 現在の状況がずっと続くようだと、1回の治療につき1週間以上の時間をロスして、そのぶん矯正治療の期間が長引いてしまうので非常にショックでした。
やはり誰だって、歯の前側に矯正器具を取り付けている状況は1分だって短くしたいはずですから この辺は、もっと注意しておくべきだったと後悔しましたが、施術自体は特に問題なく続けて頂いていることと、 途中で病院を変わることが基本的に出来ないようなので、割り切ることにしました。
治療の内容としては、奥歯に取り付けた要となる金属部品を基点にして、歯の表面に取付けた接着部分を通しているワイヤーの締め付け具合を 毎回少しずつ変えていくというものでした。
治療の直後はそんなに痛みを感じませんでしたが、一晩明けた朝はちょっとした歯ごたえのあるものでも全然食べられなくて苦労しました。
ワイヤーの調整を繰り返していく治療が4ヶ月以上も続いていました。
4ヶ月以上続いているのは、それだけ私の歯並びがズレていたというだけで個人差でこの期間は短くなったり、 はたまたもっと長くなるのかもしれません。
私の場合は、上アゴの歯が1本ぶんまるまる抜けているような状態の感覚が開いていましたから たぶん長い部類に入っているのでしょう。
ワイヤーは治療のたびにカットして外してもらい、歯の動き方をチェックしながら締め付けをキツクしたり、 慣れてきてからはさらに線が太いワイヤーに変えてみたり・・というように地道な治療が続きました。
治療した直後は、すごく痛くて食べ物が殆ど食べられないような時もあれば、 そんなに痛みを感じずに割りと前回の施術後後半の感覚で食事が出来たり・・という時もあったのが 施術してくれる先生の腕の違いなのか?はたまた私が慣れてきたのか?はわかりませんでしたが、 それでもやはり治療中は食事にはとにかく苦労の毎日。
歯の表面に器具が付いていて、口の内側も常時血まみれ状態で人としゃべるのも少し苦労しましたが、 時間が経つと共に肌が慣れてきましたが、それでも痛みがある時はワイヤーをガードするための 「ロウ」のようなものを頂きました。
矯正器具の取り付けが終わった直後からゴムのリングを渡されて、 治療後に「今回は、ココとココのフックにOリングをかけて下さい」というような指示が出ます。
矯正器具を付けている歯の表面にはフックが付いていて、下に2箇所ゴムをひっかけて、 さらに上は1箇所にひっかけたり、逆三角形のようにゴムをひっかけたり・・というように 治療の段階によって、Oリングのかけ方が変わったり、はたまたOリングのゴムの強さが変わったり・・というような治療が続きます。
最初の頃は、Oリングを歯に取付けるコツがなかなか掴めなくて時間がかかりましたが、 なにせ毎日この作業は繰り返しているので、次第に鏡を見なくてもキチンと装着出来るようになりました。
また当初は、Oリングのゴムは上アゴと下アゴをくっつけるように装着するので、 喋るときに苦労するんじゃないかと思いましたが、実際には日常生活では 殆ど問題なく仕事の電話対応なども全くストレスなくすることが出来たのは助かりました。
生活面での苦労としては、Oリングは食事をしている時間はずっと付けていないと歯列矯正の効果が良く出ないとのことなので 四六時中装着していますが、たまに食事の際にOリングを付けっぱなしにしていて飲み込んでしまったり、 治療直後のOリング装着があまりに痛すぎるということもありましたが、必要に応じて1日装着をお休みしたりというようにしていました。
歯科矯正の器具を装着している期間は食事にとにかく苦労します。
歯は常に矯正治療用の器具でキレイな位置に移動するように圧力がかかっているので、 とにかくちょっとした歯応えのあるものでも食べる時に痛い!
正直、想像も出来なかった食べ物がじつはすごく痛みを伴う食べ物だったりもします。
私が矯正治療中に苦労していたのはとんかつを始めとした肉類全般ですが、「キャベツ」が意外に歯の隙間に入り込んできたり 歯応えがチクチクしたりともの凄く苦手でした。
その他にも「イカ」や「エビ(殻の付いているもの)」や、 はたまたメロンパンなんかもしんどかったデス。
私は歯の前側に器具を装着する矯正治療をしていたのですが、 裏側矯正をしている人は、歯に対する矯正器具の圧力のかかり方も違うだろうし、 舌にしょっちゅう矯正器具がぶつかるので食べるときの不便さは増すのかもしれません。
とにかく治療でワイヤーを取り替えた直後は、歯と歯茎にかなりの力がかかっているので 食べ物は「うどん」限定の状態でした。ちなみに「そば」のように麺が細いものもなかなかうまく噛めないので苦手でした。
とにかく矯正歯科治療が始まってから3〜4ヶ月の間はかなり苦労するのは間違いないです。ちなみに私が案外食べやすかったのはコロッケでした。 なんか衣がサクサクして痛そうなんですが全然そんなことはなく中のじゃがいもと一緒に美味しく食べることが出来ました。(もちろん個人の好みがあるのでしょうけど・・^^;)